***
——その夜。
201号室。
暗い部屋は、モニターの光だけが
彼の冷たい無表情を静かに照らしている。
画面に表示されているのはSNSアカウント。
友人関係、写真、これまでの投稿……。
颯の指先は、「上城 碧」という
人物の身元を、隅々まで暴き出していた。
そして——
完璧な兄の仮面を被った”それ”は、
余計な枝を削ぎ落とすように、
次なる剪定の準備を、
静かに、楽しげに、
始めたのであった。
「……碧くん、ね」
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——その夜。
201号室。
暗い部屋は、モニターの光だけが
彼の冷たい無表情を静かに照らしている。
画面に表示されているのはSNSアカウント。
友人関係、写真、これまでの投稿……。
颯の指先は、「上城 碧」という
人物の身元を、隅々まで暴き出していた。
そして——
完璧な兄の仮面を被った”それ”は、
余計な枝を削ぎ落とすように、
次なる剪定の準備を、
静かに、楽しげに、
始めたのであった。
「……碧くん、ね」
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