お医者様に恋しました

彼は20歳後半くらいか
と思われたーー。


栗色の天然パーマに細目、筋の通った鼻、細い唇ーー。

何度か思い出しては忘れてしまう。

授業中も忘れて勉強熱心になるーー。

それぐらい無色透明な存在だったーー。

日常とはかけ離れた、そんな存在ーー。


診療所の前を通り過ぎるランニングコースにしたかった
ぐらいーー

一抹の恋(色)をつけたがっていたーー。