寂しさなんて忘れさせて

先生が教室を出ると同時に明那は私の席へ近づいてきた

「優梨ー、どうしよう…まだ全然手つけれてないよぉ」
お願い手伝ってと勢いよく手を合わせ、綺麗な黒目をうるうるさせて私の方を見てくる

すると隣からも
「俺も俺も!」
俺もまだ終わってないんだよねーといいながら、明那に乗っかろうとしてくる

「え?聖もまだ終わってないの?」
仲間を見つけたかのように嬉しそうな笑みで明那が聖を見ていた

「昨日部活で帰るの遅くてできなかったんだよね」と頭を掻きながら聖が言うと
明那はすかさずとか言って忘れてただけでしょと聖をからかっていた、お前も忘れたくせによく言うよと楽しそうにふたりが会話をしていた