寂しさなんて忘れさせて


そっと隣を見ると暑いと言いたげな顔で額から落ちる汗を
そっと服で拭っていた

私が見てるのに気づいたのか、ニヤッと笑い
明那と全く同じ質問をしてきた「優梨課題やった?」

そんな彼は私と明那の幼なじみの聖だった

「やったよ、それさっき明那からも聞かれた」
なんで同じこと聞くのと笑ってしまった

そんな私を見て聖も「まじで?」
そんなことないだろと笑いながら話してるうちに
教室のドアがガラガラと空いた

現国の授業が始まると共に教室は静まりかえり
セミの鳴き声と先生の声だけが響いた