寂しさなんて忘れさせて

高校2年の夏
蝉の声と共に蒸し暑いジメジメした気候に
教室の中も暑さで蝕まれていた

そんな中トタトタと走る音がどんどん近づいてきた

教室を走り勢いよく私の机にきたその子は幼なじみの明那だった、綺麗に茶色く染まった髪が夏の日差しによく映える

そんな髪をボーッと見つめていると頭上から声がした

「優梨現国の課題やったー?」
長いまつ毛をぱちくりさせながらこちらをみてくる明那に女の私でもきゅんとしてしまう

「もちろん、やったよ」
明那はえー、なんでやってるのと言いたげに私の机の上に頬杖を着いてこちらを見てきた

夏に合わない透き通るような白い肌も綺麗な黒い瞳も目を全て目を奪わるものだった

「もー優梨もやってないかなって思って私やってないよ…」
白い肌をぷくっと膨らませ不服そうな顔をしてきたがそんな顔でさえとても可愛かった

「私が課題忘れたことなんてあった?」と意地悪げに明那の方を見て笑うとない!!!と自信満々な声が返ってきた