「何だと!?たかが子爵家の馬鹿女が婚約破棄だと!?」
「当たり前じゃないかしら、ユリアン様が浮気をした証拠ははっきりしているのだから……!」
正直言うと、伯爵家という家柄以外、何1つユリアン様を尊敬できるところなど無かった……!
とは言え、お父様とお母様は伯爵家と婚約させられたことを喜んでおり、立場的に私からこれを断ることができなかった!
しかしだ、浮気されたという大義名分がたったおかげで、これで堂々と婚約解消を言うことができた。
これならばお父様やお母様にも責められなくて済みますわ。
だって相手の全責任であり、伯爵家が問題にしかならないのだから……!
「後悔するなよ、エレン!俺が浮気したからってそれがどうしたと言うんだ!伯爵家の跡取りである俺に嫁げることがお前の幸せだったんだ!浮気くらいどうしたって言うんだ!」
……この方何をそこまでイキってるんですかね。
伯爵家は上かもしれませんが、ここまでイキられても許容できるほど、子爵家との差なんて無いのですが……
「はぁ……私は嫌なのでどうぞ遠慮なく婚約破棄を受け入れて下さい、たかが子爵家の馬鹿娘なんでしょう?」
「はん、本当は俺を愛しているのに無理を言うな!」
……どこまでこの男は自惚れているアホなんでしょうか……!
「……愛など無いんでどうぞ遠慮なく応じて下さいな!」
「こ……後悔するなよ!お前は最大の縁談を失ったんだ!ざまぁみろわっはっはっはっはー!」
何故か高笑いをして去って行ったが、これから伯爵様に怒られるのはユリアン様なんですけどね。
何であの立派なお方から、こんな馬鹿息子が生まれたのか……!
教育だけではどうにもならないことってあるのですね……
そりゃそうか、教育で何とかなるのならば、問題貴族なんてこの世にいませんよね!
歴史が証明しています!
お父様とお母様には、勝手に婚約破棄だなんだと言ったことについては叱られたけど、相手が悪いことは認めてくれたので、正式にちゃんと手続きをしてくれた。
伯爵様夫婦も立派な方なので、謝罪まではしなかったが、伯爵家に責があることをお認めになり、私にお咎めは一切無かったのであった……
ふう、これで私はこの先に特に問題無く、新たに婚約者を求めるも良し、領内で生きていくも良し!困らない形になってなりよりですね……
と安心していると、ある時ユリアンに会うでは無いか!
もう婚約破棄したんんで、脳内では遠慮なく呼び捨てです!
「わっはっはっはっはーエレンよ、お前は宝を失ったな!」
?
何を言い出すのかと思ったら、
「俺はなぁお前の手の届かない所にいく偉大な男になってしまうのさ!」
何の妄想をしているのでしょうか……
「なんと俺はなぁ!あのサラ王女様との婚約が決まったんだ!」
「えぇ!?」
思わず声を出してしまったが、王女様と!?
なるほど自慢するのは分かる……
でもねハッキリ思うわ、王女様ともあろうお方が、こんな馬鹿と婚約する?
まさか王家が伯爵家ごときに結婚詐欺をするわけないから、婚約は本当なんだろうけど、きな臭いわね!
私が最初に思ったのはこれであった……しかし!
「もう後悔しても遅いぞ、お前はサラと結婚できる男を逃してしまったのだ!わっはっはっはっはー悔しかろう!」
……まだ結婚もしていないのに王女様を呼び捨てですか……!
「なんだぁ?あまりの悔しさに声も出ないか!」
ピキピキピキ!このボケがここまでイキるのは内心イライラした!
凄いのはサラ様や王家であっててめーじゃないだろ!
思いっきり突っ込んでやりたいが、一応こいつも伯爵家であり、私よりも格上であること、そして万が一嫉妬のあまり言い出したみたいな解釈をされたら不愉快が突き抜けるので、私は何も言い返せない!
うう……こいつめ増長しやがって!
しかし表面上はポーカーフェイスをしていたら……
「はん、お前は所詮はつまらない女だったな、もうステージが交わることも無いだろう、遠くから俺がサラと共にいる姿を指をくわえて見ているが良い、一時でもこの偉大な俺と婚約できて良かったと思い出にひたりながらな!」
……こういう時人は殺意に芽生えるんだなと思った……
なんだこの上から目線、さくって人を刺す人の気持ちが不本意ながら分かってしまった!
もちろんそんなこと私はしませんが、ここまでウザいと怒りに溢れた経験人生で初でしたよ!
ということで、私は流石に根に持ったのであった!
私はイライラの余り、どうせ奴はサラ王女様に騙されているに違いないと思うようになったので、サラ王女様がどういうお方か調べることにした。
とは言え王家のことなんて、下級貴族の私に伝わるわけもないし、どうしたものか……
そう思っていると、天下の公爵令嬢様が取り巻きと歩きながら会話をしている様子が聞こえてきた!
「聞きました?あのサラ様が婚約されるそうですよ?」
「ええ!?あのサラ様が!?」
「そうです、同情しかしませんわね……!」
「……そんな命知らずな殿方がいたのですね……!」
私は思わずその会話が気になり過ぎて、声をかけてしまった!
「あの……それは一体どういうことなのでしょうか!?」
「何よ貴女……どこの誰よ、私を誰だと思っているの!?」
しまった!この公爵令嬢のモニカ様は気位が高いことで有名だ!
どうしようと焦ると……
取り巻きの令嬢が……
「あらエレン子爵令嬢じゃない、サラ様と婚約したユリアンの元婚約者ですわ」
などと不本意な紹介の仕方だがしてくれたので……
モニカ様は……
「ああ、それで気になったわけね、いいでしょう何が聞きたいの?」
などと言って下さった!
「い……命知らずの殿方とかいうあまりにも恐ろしい言葉が聞こえたので、思わずどういう事かなと思ったので……!」
「……ああ下位貴族の人は知らないと思うけど、サラ様は恐ろしい方なのよ……!」
「一体どういうことで?」
「ほとんど王宮から出ないから知らない人も多いけど、絶対女王様と言えば分かるかしら?ようは身近なものに絶対服従を強いるから、みんな逃げだしてしまって結婚相手どころか、侍女ですら確保できない方だったのよ……!」
「ええ!?そんな方だったんですか?」
「ええ……そうよ……だからユリアンさんは命知らずなお方ですねって噂をしてたのよ……」
あの馬鹿、もしかして私に振られて悔しいがあまり、つい甘そうに見える蜜によく考えずに飛びついたな!
私は散々ムカついたが正直同情すらした……
だってここまで上位貴族すら恐れる絶対女王様がどれほど恐ろしいか、分からないけど恐ろしいことだけは分かってしまったのだから!
そして数か月後、偶然やつれ切ったユリアンと出会った……!
そして私を見るなり「頼むエレン助けてくれ、俺と結婚してくれ!」
などと支離滅裂なことを言い出す……
「サラ様とはどうなったので?」
と私が聞くと、
「もう嫌だ助けてくれ頼む何でもするから!」
しかし私は言ってやる
「脱走ですか?私は王家に忠誠を誓う一貴族に過ぎないので、もちろんサラ様の元へとお帰り下さい!」
私の容赦のない突き放しによって、ユリアンは崩れ落ちて泣いた……
……王家相手に私が逆らえるわけもないけど、一切の同情の気持ちも湧かずに慈悲を与える気すら失せたのは、全部自分のせいなのよユリアン。
後の余生を楽しんでね!
「当たり前じゃないかしら、ユリアン様が浮気をした証拠ははっきりしているのだから……!」
正直言うと、伯爵家という家柄以外、何1つユリアン様を尊敬できるところなど無かった……!
とは言え、お父様とお母様は伯爵家と婚約させられたことを喜んでおり、立場的に私からこれを断ることができなかった!
しかしだ、浮気されたという大義名分がたったおかげで、これで堂々と婚約解消を言うことができた。
これならばお父様やお母様にも責められなくて済みますわ。
だって相手の全責任であり、伯爵家が問題にしかならないのだから……!
「後悔するなよ、エレン!俺が浮気したからってそれがどうしたと言うんだ!伯爵家の跡取りである俺に嫁げることがお前の幸せだったんだ!浮気くらいどうしたって言うんだ!」
……この方何をそこまでイキってるんですかね。
伯爵家は上かもしれませんが、ここまでイキられても許容できるほど、子爵家との差なんて無いのですが……
「はぁ……私は嫌なのでどうぞ遠慮なく婚約破棄を受け入れて下さい、たかが子爵家の馬鹿娘なんでしょう?」
「はん、本当は俺を愛しているのに無理を言うな!」
……どこまでこの男は自惚れているアホなんでしょうか……!
「……愛など無いんでどうぞ遠慮なく応じて下さいな!」
「こ……後悔するなよ!お前は最大の縁談を失ったんだ!ざまぁみろわっはっはっはっはー!」
何故か高笑いをして去って行ったが、これから伯爵様に怒られるのはユリアン様なんですけどね。
何であの立派なお方から、こんな馬鹿息子が生まれたのか……!
教育だけではどうにもならないことってあるのですね……
そりゃそうか、教育で何とかなるのならば、問題貴族なんてこの世にいませんよね!
歴史が証明しています!
お父様とお母様には、勝手に婚約破棄だなんだと言ったことについては叱られたけど、相手が悪いことは認めてくれたので、正式にちゃんと手続きをしてくれた。
伯爵様夫婦も立派な方なので、謝罪まではしなかったが、伯爵家に責があることをお認めになり、私にお咎めは一切無かったのであった……
ふう、これで私はこの先に特に問題無く、新たに婚約者を求めるも良し、領内で生きていくも良し!困らない形になってなりよりですね……
と安心していると、ある時ユリアンに会うでは無いか!
もう婚約破棄したんんで、脳内では遠慮なく呼び捨てです!
「わっはっはっはっはーエレンよ、お前は宝を失ったな!」
?
何を言い出すのかと思ったら、
「俺はなぁお前の手の届かない所にいく偉大な男になってしまうのさ!」
何の妄想をしているのでしょうか……
「なんと俺はなぁ!あのサラ王女様との婚約が決まったんだ!」
「えぇ!?」
思わず声を出してしまったが、王女様と!?
なるほど自慢するのは分かる……
でもねハッキリ思うわ、王女様ともあろうお方が、こんな馬鹿と婚約する?
まさか王家が伯爵家ごときに結婚詐欺をするわけないから、婚約は本当なんだろうけど、きな臭いわね!
私が最初に思ったのはこれであった……しかし!
「もう後悔しても遅いぞ、お前はサラと結婚できる男を逃してしまったのだ!わっはっはっはっはー悔しかろう!」
……まだ結婚もしていないのに王女様を呼び捨てですか……!
「なんだぁ?あまりの悔しさに声も出ないか!」
ピキピキピキ!このボケがここまでイキるのは内心イライラした!
凄いのはサラ様や王家であっててめーじゃないだろ!
思いっきり突っ込んでやりたいが、一応こいつも伯爵家であり、私よりも格上であること、そして万が一嫉妬のあまり言い出したみたいな解釈をされたら不愉快が突き抜けるので、私は何も言い返せない!
うう……こいつめ増長しやがって!
しかし表面上はポーカーフェイスをしていたら……
「はん、お前は所詮はつまらない女だったな、もうステージが交わることも無いだろう、遠くから俺がサラと共にいる姿を指をくわえて見ているが良い、一時でもこの偉大な俺と婚約できて良かったと思い出にひたりながらな!」
……こういう時人は殺意に芽生えるんだなと思った……
なんだこの上から目線、さくって人を刺す人の気持ちが不本意ながら分かってしまった!
もちろんそんなこと私はしませんが、ここまでウザいと怒りに溢れた経験人生で初でしたよ!
ということで、私は流石に根に持ったのであった!
私はイライラの余り、どうせ奴はサラ王女様に騙されているに違いないと思うようになったので、サラ王女様がどういうお方か調べることにした。
とは言え王家のことなんて、下級貴族の私に伝わるわけもないし、どうしたものか……
そう思っていると、天下の公爵令嬢様が取り巻きと歩きながら会話をしている様子が聞こえてきた!
「聞きました?あのサラ様が婚約されるそうですよ?」
「ええ!?あのサラ様が!?」
「そうです、同情しかしませんわね……!」
「……そんな命知らずな殿方がいたのですね……!」
私は思わずその会話が気になり過ぎて、声をかけてしまった!
「あの……それは一体どういうことなのでしょうか!?」
「何よ貴女……どこの誰よ、私を誰だと思っているの!?」
しまった!この公爵令嬢のモニカ様は気位が高いことで有名だ!
どうしようと焦ると……
取り巻きの令嬢が……
「あらエレン子爵令嬢じゃない、サラ様と婚約したユリアンの元婚約者ですわ」
などと不本意な紹介の仕方だがしてくれたので……
モニカ様は……
「ああ、それで気になったわけね、いいでしょう何が聞きたいの?」
などと言って下さった!
「い……命知らずの殿方とかいうあまりにも恐ろしい言葉が聞こえたので、思わずどういう事かなと思ったので……!」
「……ああ下位貴族の人は知らないと思うけど、サラ様は恐ろしい方なのよ……!」
「一体どういうことで?」
「ほとんど王宮から出ないから知らない人も多いけど、絶対女王様と言えば分かるかしら?ようは身近なものに絶対服従を強いるから、みんな逃げだしてしまって結婚相手どころか、侍女ですら確保できない方だったのよ……!」
「ええ!?そんな方だったんですか?」
「ええ……そうよ……だからユリアンさんは命知らずなお方ですねって噂をしてたのよ……」
あの馬鹿、もしかして私に振られて悔しいがあまり、つい甘そうに見える蜜によく考えずに飛びついたな!
私は散々ムカついたが正直同情すらした……
だってここまで上位貴族すら恐れる絶対女王様がどれほど恐ろしいか、分からないけど恐ろしいことだけは分かってしまったのだから!
そして数か月後、偶然やつれ切ったユリアンと出会った……!
そして私を見るなり「頼むエレン助けてくれ、俺と結婚してくれ!」
などと支離滅裂なことを言い出す……
「サラ様とはどうなったので?」
と私が聞くと、
「もう嫌だ助けてくれ頼む何でもするから!」
しかし私は言ってやる
「脱走ですか?私は王家に忠誠を誓う一貴族に過ぎないので、もちろんサラ様の元へとお帰り下さい!」
私の容赦のない突き放しによって、ユリアンは崩れ落ちて泣いた……
……王家相手に私が逆らえるわけもないけど、一切の同情の気持ちも湧かずに慈悲を与える気すら失せたのは、全部自分のせいなのよユリアン。
後の余生を楽しんでね!

