「何を言っているの! ダメよ、諦めちゃ。一年も我慢したんでしょう? 絶対に会いましょうよ。私が何度だって呪文を唱え続けてあげるから、あなたもその間、琴を奏でなさい!」
「でも、それでは完璧な音は奏でられないわ。……みっともない演奏をして、笑われてしまうかもしれないもの」
織姫の弱音を、アフディーは明るく、そして力強く笑い飛ばしました。
「完璧でなくていいのよ。これは、会うための『悪あがき』なんだから!」
すると突然、天高くから凄まじい速さで一羽のトンビが舞い降りてきました。
二人の目の前を鋭く掠めたかと思うと、いつの間にか『さよならを告げるカタツムリ』をひょいと咥え、そのまま空の彼方へと飛び去っていきました。
突然のことに呆然とする織姫をよそに、アフディーは去りゆく空を見上げた後、柔らかな笑顔で振り返りました。
「……大丈夫じゃ。あれは『何かにさよならを告げる時』に居なくなるようになっておる。きっと、そなたの中で……今までの自分に『さよなら』を告げる時が来たのかもしれんの」
アフディーはもう一度、力強く琴を指差しました。
「ウホマイシラバスハレコ!」
「でも、それでは完璧な音は奏でられないわ。……みっともない演奏をして、笑われてしまうかもしれないもの」
織姫の弱音を、アフディーは明るく、そして力強く笑い飛ばしました。
「完璧でなくていいのよ。これは、会うための『悪あがき』なんだから!」
すると突然、天高くから凄まじい速さで一羽のトンビが舞い降りてきました。
二人の目の前を鋭く掠めたかと思うと、いつの間にか『さよならを告げるカタツムリ』をひょいと咥え、そのまま空の彼方へと飛び去っていきました。
突然のことに呆然とする織姫をよそに、アフディーは去りゆく空を見上げた後、柔らかな笑顔で振り返りました。
「……大丈夫じゃ。あれは『何かにさよならを告げる時』に居なくなるようになっておる。きっと、そなたの中で……今までの自分に『さよなら』を告げる時が来たのかもしれんの」
アフディーはもう一度、力強く琴を指差しました。
「ウホマイシラバスハレコ!」



