酸いも甘いも煌めいて

言われるまま睦月先輩の家に着いた。


高層マンション!?


「睦月先輩家ってお金持ちなんですか!?」


「まあね」


「パパ、ママがすごい人たちなんですか?」



「俺だけ一応一人暮らしだけど、それにすごいのは俺…」



「そうなんですね…」



頭が追いつかないけど睦月先輩がすごいの?
頭にいっぱい?が浮かぶ。



「莉々、教えてあげるから、はい、おいで」



睦月先輩はソファで膝をポンポンする。



「えっと…」
恥ずかしくて隣に座った。


「莉々、こっち」


膝の上に結局座る。
抱きしめられる。


「睦月先輩あの…」


「嫌?」



「嫌じゃないです…」


嬉しそうに睦月先輩は頭を撫でる。


なんて言うか睦月先輩のオーラとか包容力が安心する。
私には居心地が良かった。



辛い思いが睦月先輩に浄化されるみたいに。