ユーリがいなくなると、途端に静寂が訪れる。 「まったく、嵐のような男だ」 テオドールは席に戻って、紅茶を飲み始めた。 シャルロットも椅子に腰を下ろす。 「昔からユーリはああやって私の不得手な部分をフォローしてくれる。軽薄だが、信頼はできる人間だ」 「はい」