「のの!」
「あっ、ののいる!」
「維月くん、李月くん、おはよう。朝ごはん作ったけど食べる? それとも先にお着替えする?」
「たべるー!」
先に食事をすると声を揃えて言う双子のおむつを替え、パジャマにエプロンをつけて椅子に座らせる。一哉の言っていた通り、ふたりは朝から食欲旺盛で、野々花の作ってくれた朝食をぺろりと完食した。
「のの、おいしー!」
「おいしー!」
「うん、おいしかったな。よし、次は歯磨きするぞ」
一哉がふたりを椅子から下ろして支度を促すが、双子はおもちゃの方へ走っていってしまう。
「あ、こら」
「ふたりとも待って! お支度するよ」
「やー!」
「きゃはは! やぁー!」
朝から元気いっぱいのふたりに振り回されながら、野々花と一哉のつかの間の同居生活が始まったのだった。



