本日より、弊社社長と疑似子育て始めます


「私も、一哉さんが……好きです」

緊張しすぎてみっともなく声が震えてしまったけれど、しっかりと一哉の瞳を見つめる。

「好きになってはいけないと何度も自分を戒めて……それでも、いつの間にかあなたに惹かれていました。今の生活が続けばいいと、このままここで一緒にいたいと、ずっと願っていました」

一緒にいると楽しくて、心地よくて、ドキドキする。そんな相手は、一哉しかいない。

「これからも、一哉さんのそばにいてもいいですか?」
「言っただろ。これは結婚前提の同棲だ。ずっとそばにいてくれないと困る」

一哉はそう言うと、握っていた手に力を込めた。

「野々花。抱きしめてもいいか?」
「……は、はい」