「ありがとう、すごく嬉しい。一哉だけだったら、きっとここまで考えが及ばなかったと思うわ」
(わぁ……、笑った顔、一哉さんとよく似てる)
つい頬を赤らめて見入っていると、彼女が頭を下げた。
「先ほどの発言を取り消すわ。ごめんなさい、意地の悪いことを言って。それにあの子たち、きっとたくさん迷惑をかけたわよね。大変だったでしょうに、本当にありがとう」
「いえ。一哉さんを心配しての発言だとわかっていますから。それに、私も維月くんと李月くんと一緒に過ごせて楽しかったですし、本当に可愛くて日々癒やしをもらっていました」
「一哉からたくさん写真や動画が送られてきていたんだけど、向こうじゃ圏外のことが多くて。空港からここに来るまでにようやく見られたわ。これもあなたが撮ってくれたの?」
見せてくれた動画は、四人で都立公園に行った時の動画だった。双子がヤギへの餌やりを怖がっているところや、一哉と三人で膝にうさぎを抱っこして嬉しそうにしている場面を野々花が撮ったものだ。
「はい。せっかくなら一哉さんも一緒に映ってほしくて撮ってたんですけど、自分はいいからって逃げられちゃいました」
楽しかった思い出が蘇る。ふわふわの小さなうさぎが可愛かったのはもちろん、楽しそうにうさぎと戯れる双子は天使そのものだった。



