「わざわざプレゼントまで用意してくれたのか。ありがとう」
「いえ。こんなに喜んでくれて、私まで嬉しくなっちゃいました」
「本当に、双子の世話の手伝いを野々花に頼んでよかった。君がいてくれてよかったと、何度感謝しても足りないくらいだ」
「私こそ、一哉さんには感謝しています。ここに置いてもらっていなければ、今もネットカフェで眠れない毎日を過ごしていたかもしれないですから」
住む場所のあてもなく、貯金ばかり減っていく未来に不安しかなかったけれど、一哉のおかげで実家への仕送りを減らさずに生活できているのだ。
住み込みでの育児の手伝いを提案された時には驚いたし戸惑いもしたものの、今ではすっかり一哉と双子と過ごす日々が日常となっている。
だからこそ、今日は改めて一哉に感謝を伝えるチャンスだ。
興奮冷めやらぬ双子をなんとか寝かしつけた一哉がリビングに戻ってくると、野々花は彼と並んでソファに座り、プレゼントを手渡した。



