天邪鬼な私に、宣戦布告されました

「……俺だけが見てればいいだろ」

心臓が一瞬、跳ねる。

「な、なにそれ。意味わかんない」

強がって笑うけど、耳が熱い。

颯斗は小さく肩をすくめる。

「意味わかんない……か」

颯斗は空を見上げた。
昼間の熱をさらっていくみたいに、涼しい風が吹く。

少しの沈黙。

それから、ゆっくり視線が戻る。



「俺、桜庭が好きなんだ」