「美味しい」
無事に買えたロングポテトを片手に、目的もなく歩く。
人混みのざわめきに紛れて、自分の気持ちも曖昧になる。
次のポテトを取ろうと視線を落とした、その時。
ドンッ
前から来た人と肩がぶつかった。
「すみません」
反射的に頭を下げる。
――ガシッ
次の瞬間、手首を掴まれた。
「え……?」
見上げると颯斗。
そのまま屋台の隙間を縫うように歩き出し、夏祭りの人波から外れていく。
「な、何、どうしたの?」
驚いて問いかけると、振り返りもせずに言った。
「そこ、公園あるから。座って食おう」
無事に買えたロングポテトを片手に、目的もなく歩く。
人混みのざわめきに紛れて、自分の気持ちも曖昧になる。
次のポテトを取ろうと視線を落とした、その時。
ドンッ
前から来た人と肩がぶつかった。
「すみません」
反射的に頭を下げる。
――ガシッ
次の瞬間、手首を掴まれた。
「え……?」
見上げると颯斗。
そのまま屋台の隙間を縫うように歩き出し、夏祭りの人波から外れていく。
「な、何、どうしたの?」
驚いて問いかけると、振り返りもせずに言った。
「そこ、公園あるから。座って食おう」


