天邪鬼な私に、宣戦布告されました

廊下を走る。

「桜庭」

颯斗の声。

「ちゃんと頭の中がまとまったら、話を聞いてほしい」

その言葉に、私は頷く。

(何を、話そうとしてたんだろう)

さっきの目が、頭から離れない。

優しいだけじゃない。

――何かを決めた目。

胸が、少しだけ高鳴った。