天邪鬼な私に、宣戦布告されました

授業後。

火山岩を運ばされることになった。

「桜庭。俺も持つよ」

聞き慣れた声。

「颯斗?」

気づけば、荷物のほとんどを持ってくれていた。

二人で並んで歩く。

(前は、こんなことなかった)

いつも私は、半歩後ろだった。

嬉しい。

……でも。

(なんか、違う)

胸に、小さな違和感が残る。

「颯斗……前にさ」

気づけば、口に出していた。

「言葉、苦しそうだったよね」

――しまった。