天邪鬼な私に、宣戦布告されました

小鬼が、ひょいっと私のお腹を覗き込んだ。

『お前ん中にも鬼、いるな。……まぁ、俺からしたらちっぽけだけどな。ワハハハハ!』

……やっぱり。

ママから出た鬼は、私に入った。

突然の答え合わせ。

しかも、鬼にもランクがあるらしい。
新しい知識。

(いや、そんな知識いらないんだけど)

心の中で冷静にツッコミを入れる。

「ねぇ。颯斗の中に帰ってよ。
あんたを押し込んだら、入れるんじゃないの?」

私は肩にいる鬼をむんずと掴んだ。

『やめろよ!』

ジタバタと暴れる小鬼。

……あれ。

(ちょっと、可愛いかも)