「……セリア!!」 その叫びと共に勢いよく扉を押し開けると、部屋に居たセリアが俺を振り返った。 「……準備は!?」 ゼイゼイと息を切らせたまま問いかけると、セリアは手にした小さな緑の石を俺に向かって差し出した。 「よし!!」 その淡い光を放つ不思議な石を手にすると……そのままセリアと共に急いで屋上へと戻った。