総長は、私にだけ甘すぎる。

「えっ……!」

強くもないのに、逃げられない力。

「こっち来い」

「ちょ、ちょっと待って!」

そのまま廊下を歩かされる。

後ろから声が聞こえる。

「逃がすな!」

でも彼は止まらない。