総長は、私にだけ甘すぎる。

制服姿のまま、校門の前に立っている。

それだけなのに、周りの空気が変わる。

誰も近づかない。

誰も声をかけない。

「……なんでいるの」

思わず呟いた。

彼はすぐにこちらを見る。