告白代行部は恋をしない....はず

私は2人の後をついていった。これが半信半疑というものか。

私は校舎の一番奥にある小さな部室の前に立っていた。

ドアには手作りらしいプレートが掛かっている。

そこに書かれていた文字を見て、私は固まった。

『告白代行部』

は?リアルで?学校公認?

どう考えても意味が分からない。

告白、代行、部。それぞれの単語の意味は分かるのに、組み合わさると分からなくなる。

「い.....意味が分からないんですけど」

思わずそう言った私の後ろで、先輩達が同時に笑った。



「入って」

神崎先輩がドアを開ける。

本当にますます嫌な予感しかない。今しか逃げるタイミングがないんだろうけど、なんでか足が動かない。やっぱりこの好奇心には負けちゃう。

「大丈夫だ」

その言葉が一番信用できない。もう私は神崎先輩を要注意人物としてマークしているのに。

「今から実際の依頼を見てもらう」

私まだ入るって言ってないよ!?

「いやいやいや」

部室の奥から声がした。

「俺まだ入るなんて言ってないんだけど?」

私はびくっと肩を震わせた。いた、他に人がいた。
ソファの背もたれに体を預けるようにして、一人の男子が座っていた。

同じネクタイの色、つまり一年生。茶色がかった髪と、整った顔立ち。そしてなによりもにっこにこだった。
なんでそんなに笑ってるんだろう、逆に怖いよ!!!