俺たちの青春の半分は恋でできている ~信じてますか? 運命の恋~

 ……ちなみにあれって、告白現場だよな?

 一番重要なとこ聞けなかったけど、多分そうだよな?


 はー……マジかあ。


 まあ、明るくていいヤツだし?

 普通に……結構カワイイと思うし?

 好きになるヤツがいても当然だよな。

 うん。そうだよな。


 ……なんだよ、このモヤモヤ。

 栞奈に先越されるのがムカつくってこと?


「はぁ~、わけわかんね」

「おう、どした?」


 気づいたら目の前に夏目がいた。


「ああ、夏目か。もう買い物終わり?」

「終わったけど。よかったら付き合うぜ?」

「いや……やっぱ部屋帰るわ」


 買い物したい気分じゃなくなったし。


「どうした? なんか元気なくない?」

「別に、なにもないって。っていうか、そもそも昨日フラれて傷心なの、俺。元気なくて当たり前」

「ああ、そういやそうだったな」


 いや、忘れるなよ。

 結構大ごとだと思うんだけど?


 まあ、ほんとのこと言うと、俺も今の今まで忘れてたんだけどさ。


「つーか、なんかデカい荷物持ってんな」

「ああ、これ? ここのご当地キャラってヤツらしいぞ」

 夏目が袋からぬいぐるみの頭だけ出して見せてくれた。


 なんか頭に花が咲いてる……。


「カッパ?」

「いや、ニシアフリカトカゲモドキっつー名前のヤモリだってさ」

「トカゲモドキって名前のヤモリ? いやどっちかにしろよ! って言いたくなる名前だな」

「ははっ、だろ? 咲希も……あー、お隣さんもツッコんでくれるかなーって思ってさ」

「ふうん、お隣さんねえ」