在りし日の、きみの残像。



「瑞希くん、見てくれたかなあ……」

 ベッドに横たわるクマのぬいぐるみを見ながら、私は首を傾げた。

 もっとちゃんとした便箋に書くべきだったかも。でもあのときは精一杯だったし……。


「あーっ」

 自分が人間と関わらなかったのを、ここまで後悔する日が来るとは。

 ベッドに突っ伏して、私は頭を抱えた。