あの山で君は さよならを知っていた。
朝のホームルーム、先生から「転校生を紹介します。」と言われた。ここは田舎だから転校生自体珍しい。ガラガラとドアの開く音がした。入ってきたのは金髪の女の子、白石莉子。僕の高校は校則がゆるゆるで、金髪も大丈夫だが、学校には1人も金髪はいない。一瞬で教室の空気が変わった。すぐ学校の注目の的になり、休み時間にもクラス外から人が押し寄せてくる。僕の隣の席になったが、僕は構わず読書を続けた。
昼休みになりお弁当を食べ終わった頃に1人で読書をしていた。「これ気になってたの!面白い?」と顔を上げるとそこに莉子がいた。僕は「まあ面白いよ」とそう答えると、莉子は少し笑って「また今度貸して」といわれた、その時間だけ2人の時間ができた気がした。
帰り際、教室で莉子に不意に聞かれた「もし恋に終わりがあったらどうする?」とそして僕は少し考えてから「諦めるだけでしょ」といい、期待外れかのように「つまんな」とだけいい教室を出た。なぜかその顔が寂しく見えた。僕はまだその言葉の意味が分からなかった。
数日後、莉子の祖母が亡くなった。学校で莉子は何にもなかったかのようにいつもどうりだった。帰り際、莉子に「ねえ湊手伝ってよ」「祖母の遺品整理!どーせ暇でしょ」と言われ半ば強引に連れていかれた。部屋は静かに時が止まったようだ。莉子が静かに箱を開けていく。そこで湊は1つの古びた缶を見つけた。中には古びた地図を見つけた。地図にはここから遠い場所の山が記されていた。
僕はその場所を知っている気がした。 ——あの山だ。
そこに莉子が「この山がどうしたの?」と覗き込むように見てきた。僕は少し考えてから「なんか幼少期に行った気がするんだよね」それ以外は思いだせなかった。すると莉子が少し目を細めて「じゃあ夏休みに行こうよ!」と軽い口調で言った「なんか宝探しみたいじゃん!」とその言い方が楽しそうで僕は乗り気にはならなかったが「まあ、いいけど...」気づけばそう答えた。そこから少しずつ莉子と話すことが増えていった。帰り道が同じで学校終わりにコンビニでアイスを買ってどうでもいい会話をして帰る。そんな時間が増えた。最初は「ただのうるさいやつ」だったが気づけば学校に行く理由になった。仲良くなるほどに莉子が寂しそうな顔をする。
夏休みの約束の日、僕は約束の時間より早く家を出た。なんだか落ち着かない気持ちだからだ。約束した場所に着くとそこにはもう莉子がいた。莉子は湊を見つけたら、手を振りながら「遅いー」と言い安心したような笑みをこぼした。その笑顔がなにかを隠すようでした。莉子は「じゃあ、行こっか。」と言い、僕は莉子はいつもの軽やかなテンションより重く感じました。僕は頷いて、一緒に歩き始めました。あの山はここからバスで2時間くらいのところにあり、道中は緑に囲まれていました。いつもはずっと話しかけてくるが、莉子がずっとバスのドアで景色を見ていた。バスを乗って1時間ぐらいしたころに突然、莉子が震えるような声でぽつりと言った「ねえ湊、これって……昔、来たことある?」僕は幼少期の記憶のため、詳しく覚えていない「うーん……なんか、覚えてるような気もするけど……はっきりはあんまり」そう答えた。バスが山のふもとにつくと莉子はリュックから地図を広げ山を指さした。僕はそっと頷き、山の木や自然の香りの空気がどこか懐かしい気持ちになった。莉子が「何だかわくわくしない?もしかしたらクマとか出るかもよ?」笑いながら言った。僕は小さく笑って、「まあ……ちょっとわくわくする」と言い、山道に足を入れた途端、異様な雰囲気がしました。明らかにさっきと違う何かを感じました。僕が「ほんとに宝なんてあるのかな」と言ったらにやけながら莉子が「もしかしたらね……でも見つけたときの気持ちはきっと特別だと思うよ」と言うとそれに湊が首を傾げて「それってどういうこと?」莉子は少し間を置いてから、にやりと笑った「まあ……そのときになったらわかるよ」その笑顔には何かを隠すような影があった。僕は首をかしげながらも、なぜか胸の奥がざわついた。足元の小石を踏む音だけが響く山道で、僕たちは少し黙って歩いた。僕は少し疲れていたが莉子は全然そんなことなかった。しばらく歩いていくと、古い錆びた標識が現れた。そこには光の宮と書かれている。光の宮は僕が4歳の頃まで住んでいた村の名前。そこに莉子が「やっとおもいだしてくれた?」と涙ながらに言った。奥に草に覆いかぶさった小屋があった。入ってみると木で手作りされた机があった。この小屋は僕が友達と作った秘密基地だった。そこに莉子が「この近くの光の宮川って知ってるでしょ」と言ってきた。その瞬間胸がざわついた。そこはこの村の奥にある深い川の名前だった、僕は4歳の時、探検としてそこに友達と行き、1度溺れかけたことがあった。しかし溺れた瞬間気絶をし、気が付いたら村の人に看病されていた。その頃僕は村のひとに助けてもらったのだと思ってた。それに続けて莉子が少しわらいながら言った「実は助けたの私なんだよね、」と言った。僕は「そんなはずない」と首を振った、なぜなら莉子とは同じ年だからあんな深い川から助けられるはずないそう思っていた。莉子が突然「実は2歳の頃勝手に家を出て池に落ちたことがあるんだ、その時は誰にも気づかれず死んだ、けど最後に仲良かった友達とさよならができなかった。だから最後にさよならがしたくてこの世界に帰ってこれた」意味が分からなかった。僕は莉子に「でもなんで僕を助けたの?」「てか誰にさよならをしたかったの?」と問うと「君だよ。湊」と泣きながら言われたぼくはすべてを思いだした。家が近いから毎日のように莉子とあそんだ日。引っ越しの時さよならができなかったこと。
莉子は服で涙を拭いながら「遅いよ。」「やっとさよならができた。」と僕は莉子のことを強く抱きしめながら安心したかのように僕の腕から姿を消えた。
最後に莉子が「もし恋に終わりがあったらどうする?」と聞いてきたらこう答えるだろう「また探しに行くよ」
朝のホームルーム、先生から「転校生を紹介します。」と言われた。ここは田舎だから転校生自体珍しい。ガラガラとドアの開く音がした。入ってきたのは金髪の女の子、白石莉子。僕の高校は校則がゆるゆるで、金髪も大丈夫だが、学校には1人も金髪はいない。一瞬で教室の空気が変わった。すぐ学校の注目の的になり、休み時間にもクラス外から人が押し寄せてくる。僕の隣の席になったが、僕は構わず読書を続けた。
昼休みになりお弁当を食べ終わった頃に1人で読書をしていた。「これ気になってたの!面白い?」と顔を上げるとそこに莉子がいた。僕は「まあ面白いよ」とそう答えると、莉子は少し笑って「また今度貸して」といわれた、その時間だけ2人の時間ができた気がした。
帰り際、教室で莉子に不意に聞かれた「もし恋に終わりがあったらどうする?」とそして僕は少し考えてから「諦めるだけでしょ」といい、期待外れかのように「つまんな」とだけいい教室を出た。なぜかその顔が寂しく見えた。僕はまだその言葉の意味が分からなかった。
数日後、莉子の祖母が亡くなった。学校で莉子は何にもなかったかのようにいつもどうりだった。帰り際、莉子に「ねえ湊手伝ってよ」「祖母の遺品整理!どーせ暇でしょ」と言われ半ば強引に連れていかれた。部屋は静かに時が止まったようだ。莉子が静かに箱を開けていく。そこで湊は1つの古びた缶を見つけた。中には古びた地図を見つけた。地図にはここから遠い場所の山が記されていた。
僕はその場所を知っている気がした。 ——あの山だ。
そこに莉子が「この山がどうしたの?」と覗き込むように見てきた。僕は少し考えてから「なんか幼少期に行った気がするんだよね」それ以外は思いだせなかった。すると莉子が少し目を細めて「じゃあ夏休みに行こうよ!」と軽い口調で言った「なんか宝探しみたいじゃん!」とその言い方が楽しそうで僕は乗り気にはならなかったが「まあ、いいけど...」気づけばそう答えた。そこから少しずつ莉子と話すことが増えていった。帰り道が同じで学校終わりにコンビニでアイスを買ってどうでもいい会話をして帰る。そんな時間が増えた。最初は「ただのうるさいやつ」だったが気づけば学校に行く理由になった。仲良くなるほどに莉子が寂しそうな顔をする。
夏休みの約束の日、僕は約束の時間より早く家を出た。なんだか落ち着かない気持ちだからだ。約束した場所に着くとそこにはもう莉子がいた。莉子は湊を見つけたら、手を振りながら「遅いー」と言い安心したような笑みをこぼした。その笑顔がなにかを隠すようでした。莉子は「じゃあ、行こっか。」と言い、僕は莉子はいつもの軽やかなテンションより重く感じました。僕は頷いて、一緒に歩き始めました。あの山はここからバスで2時間くらいのところにあり、道中は緑に囲まれていました。いつもはずっと話しかけてくるが、莉子がずっとバスのドアで景色を見ていた。バスを乗って1時間ぐらいしたころに突然、莉子が震えるような声でぽつりと言った「ねえ湊、これって……昔、来たことある?」僕は幼少期の記憶のため、詳しく覚えていない「うーん……なんか、覚えてるような気もするけど……はっきりはあんまり」そう答えた。バスが山のふもとにつくと莉子はリュックから地図を広げ山を指さした。僕はそっと頷き、山の木や自然の香りの空気がどこか懐かしい気持ちになった。莉子が「何だかわくわくしない?もしかしたらクマとか出るかもよ?」笑いながら言った。僕は小さく笑って、「まあ……ちょっとわくわくする」と言い、山道に足を入れた途端、異様な雰囲気がしました。明らかにさっきと違う何かを感じました。僕が「ほんとに宝なんてあるのかな」と言ったらにやけながら莉子が「もしかしたらね……でも見つけたときの気持ちはきっと特別だと思うよ」と言うとそれに湊が首を傾げて「それってどういうこと?」莉子は少し間を置いてから、にやりと笑った「まあ……そのときになったらわかるよ」その笑顔には何かを隠すような影があった。僕は首をかしげながらも、なぜか胸の奥がざわついた。足元の小石を踏む音だけが響く山道で、僕たちは少し黙って歩いた。僕は少し疲れていたが莉子は全然そんなことなかった。しばらく歩いていくと、古い錆びた標識が現れた。そこには光の宮と書かれている。光の宮は僕が4歳の頃まで住んでいた村の名前。そこに莉子が「やっとおもいだしてくれた?」と涙ながらに言った。奥に草に覆いかぶさった小屋があった。入ってみると木で手作りされた机があった。この小屋は僕が友達と作った秘密基地だった。そこに莉子が「この近くの光の宮川って知ってるでしょ」と言ってきた。その瞬間胸がざわついた。そこはこの村の奥にある深い川の名前だった、僕は4歳の時、探検としてそこに友達と行き、1度溺れかけたことがあった。しかし溺れた瞬間気絶をし、気が付いたら村の人に看病されていた。その頃僕は村のひとに助けてもらったのだと思ってた。それに続けて莉子が少しわらいながら言った「実は助けたの私なんだよね、」と言った。僕は「そんなはずない」と首を振った、なぜなら莉子とは同じ年だからあんな深い川から助けられるはずないそう思っていた。莉子が突然「実は2歳の頃勝手に家を出て池に落ちたことがあるんだ、その時は誰にも気づかれず死んだ、けど最後に仲良かった友達とさよならができなかった。だから最後にさよならがしたくてこの世界に帰ってこれた」意味が分からなかった。僕は莉子に「でもなんで僕を助けたの?」「てか誰にさよならをしたかったの?」と問うと「君だよ。湊」と泣きながら言われたぼくはすべてを思いだした。家が近いから毎日のように莉子とあそんだ日。引っ越しの時さよならができなかったこと。
莉子は服で涙を拭いながら「遅いよ。」「やっとさよならができた。」と僕は莉子のことを強く抱きしめながら安心したかのように僕の腕から姿を消えた。
最後に莉子が「もし恋に終わりがあったらどうする?」と聞いてきたらこう答えるだろう「また探しに行くよ」
