家も仕事も失いましたが、一夜の恋で授かったお腹の子ごと若手社長に溺愛されています

 そのあとの触れ方も同じだった。

 脱がされたワンピースの下の肌は、丁寧な手付きで触れられて、巳影によって、ゆっくりと高められていく。

 明莉の体はじわじわと快い熱で満たされて、熱さにくらくらするほどだった。

 触れることも、行為も、あのバーで会った夜に経験したことと同じだ。

 でも気持ちや触れ方はまるで違った。

 今度は孤独に泣いていた明莉を慰め、共に過ごしてくれるための触れ合いではないからだ。

 通じ合った気持ちを確かめて、その愛をさらに深めるためのものだ。

 だから巳影の手つきはより丁寧だったし、明莉もあの夜よりはるかに強い幸せを感じることができた。

 幸せな一夜は、永遠に続くかと思うほど長く続いた。

 くしゃくしゃになったシーツに二人でくるまる頃には、カーテンの外がうっすら明るくなっていたくらいだ。

 巳影の素肌の胸にくっついて、腕でしっかりと抱き込まれた明莉は、心身ともに愛情で満たされた。

 心から安心した気持ちで、夜が明けるまでの短いまどろみを味わった。