仕事としては順調だったが、現在、巳影の近くに両親がいないことに変わりはない。
母との離婚以来、父は数えるほどしか巳影に連絡をしてこなかった。
元々、父は父で自分の仕事に一徹の仕事人間だったのだ。
家にいることのほうが珍しいくらいで、幼い頃から、巳影は構ってもらった記憶がほとんどない。
そのために、母との夫婦関係も上手くいかなかったのだと聞いている。
よって巳影のほうも実の父に思い入れは、ほぼなくて、現在は「ただ元気でいるらしい」としか認識していない状況だ。
そんな育ち方と現状を持つ巳影にとって、父代わりともいうべきなのは、母方の祖父の辰巳だ。
彼は七十代という年齢の割に元気なほうであるが、いつかは必ず別れは訪れる。
祖父はそれを心配してくれたのだ。
母との離婚以来、父は数えるほどしか巳影に連絡をしてこなかった。
元々、父は父で自分の仕事に一徹の仕事人間だったのだ。
家にいることのほうが珍しいくらいで、幼い頃から、巳影は構ってもらった記憶がほとんどない。
そのために、母との夫婦関係も上手くいかなかったのだと聞いている。
よって巳影のほうも実の父に思い入れは、ほぼなくて、現在は「ただ元気でいるらしい」としか認識していない状況だ。
そんな育ち方と現状を持つ巳影にとって、父代わりともいうべきなのは、母方の祖父の辰巳だ。
彼は七十代という年齢の割に元気なほうであるが、いつかは必ず別れは訪れる。
祖父はそれを心配してくれたのだ。



