「な、んだよ! こいつ、明莉のダチ……!?」
圭二が息を詰めた。
二人が相手になり、圧倒的に不利になったことから、体が凍りつくのが明莉にも見えた。
「諦めろ。逃がすわけがない」
巳影も驚いたようで、美花を数秒見ていたが、改めて圭二に向き直った。
圭二が歯ぎしりするのが明莉にも見えた。
声をかけても、自分が加害される可能性はあったから、美花もほっとしたようだ。
巳影の後ろで、バッグからなにかを取り出した。
「証拠ならもうひとつある。これ、明莉の実家のポストに、あなたが入れたんでしょう」
こちらへ見せてきたのは、封筒だった。
黒縁の封筒で、表には『泉谷 明莉』とだけ書いてある。
見せつけられて、圭二が目を見開いた。
「は? ……っ、なんでお前が持ってるんだよ!?」
この反応だけで、答えだった。
美花はしっかり封筒を持ったまま、静かに説明する。
「絶対、明莉の実家に一度は来ると思ったから、昨日、見に行った。明莉のお母さんと一緒にポストを見たらあったから、許可をもらって、預かってきたの」
圭二が反論する隙もないほど、淡々とした言葉が続いた。
圭二が息を詰めた。
二人が相手になり、圧倒的に不利になったことから、体が凍りつくのが明莉にも見えた。
「諦めろ。逃がすわけがない」
巳影も驚いたようで、美花を数秒見ていたが、改めて圭二に向き直った。
圭二が歯ぎしりするのが明莉にも見えた。
声をかけても、自分が加害される可能性はあったから、美花もほっとしたようだ。
巳影の後ろで、バッグからなにかを取り出した。
「証拠ならもうひとつある。これ、明莉の実家のポストに、あなたが入れたんでしょう」
こちらへ見せてきたのは、封筒だった。
黒縁の封筒で、表には『泉谷 明莉』とだけ書いてある。
見せつけられて、圭二が目を見開いた。
「は? ……っ、なんでお前が持ってるんだよ!?」
この反応だけで、答えだった。
美花はしっかり封筒を持ったまま、静かに説明する。
「絶対、明莉の実家に一度は来ると思ったから、昨日、見に行った。明莉のお母さんと一緒にポストを見たらあったから、許可をもらって、預かってきたの」
圭二が反論する隙もないほど、淡々とした言葉が続いた。



