よって、ほかに安全そうな場所を考えたとき、明莉の頭に浮かんだのは親友の顔だった。
ここならきっと圭二も知らない場所だし、一人ではなくなる。
押しかけてしまうことになるが、助けを求めた次第だ。
仕事が終わる頃だった美花は、急に勤め先の会社へ転がり込んできた明莉に仰天したようだったが、事情を聞いて、顔を強張らせた。
それで美花の仕事が終わるのを社内で待たせてもらって……今、美花の家へ一緒に帰ってきた。
「大丈夫。ここはオートロックだし、会社の寮だから、いつでもうちの会社に通報できるよ。なにかあったら非常ボタンを押そう」
「うん」
落ち着かせるような美花の言葉と、抱きしめてくれるぬくもりに、明莉の気持ちは少しずつ落ち着いてきた。
三十分ほどそうしていたあとには、やっときちんと座れたくらいだ。
遅ればせながらコートを脱ぎ、美花が熱いお茶を淹れてくれた。
ここならきっと圭二も知らない場所だし、一人ではなくなる。
押しかけてしまうことになるが、助けを求めた次第だ。
仕事が終わる頃だった美花は、急に勤め先の会社へ転がり込んできた明莉に仰天したようだったが、事情を聞いて、顔を強張らせた。
それで美花の仕事が終わるのを社内で待たせてもらって……今、美花の家へ一緒に帰ってきた。
「大丈夫。ここはオートロックだし、会社の寮だから、いつでもうちの会社に通報できるよ。なにかあったら非常ボタンを押そう」
「うん」
落ち着かせるような美花の言葉と、抱きしめてくれるぬくもりに、明莉の気持ちは少しずつ落ち着いてきた。
三十分ほどそうしていたあとには、やっときちんと座れたくらいだ。
遅ればせながらコートを脱ぎ、美花が熱いお茶を淹れてくれた。



