男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。


先生の言葉が少し引っかかった。

“そういうことになってる”?


でも、深く考えるのはやめた。

考えれば考えるほど、私は不安になる。



寮の建物が見えてきた。

他の寮よりも静かで、外観が整っている。


先生が鍵を取り出し、入口の扉を開けた。


担「ここが特別寮だ」

『……特別寮?』

担「生徒会の連中が住んでる寮だ。お前はそこに入ることになる」

一瞬、頭が真っ白になった。



生徒会。

この学園の生徒の中で、一番権力があるであろう集団。