男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。


先生がそう言った瞬間、背中が冷たくなった。


“今日から”

心の準備なんてできていない。


琉生と呼ばれていた人は私を見て、興味深そうに笑った。

琉「へぇ……月城凪くん、だっけ?近くで見ると、顔、整ってるね〜」

『……』


返事をしようとしたけど、声が出なかった。


先生は琉生の肩を軽く叩き、言った。

担「他の連中は?」

琉「みんな自分の部屋にいるよ〜」

担「月城を紹介するから呼んでこい」

琉「りょ〜かい、じゃあここで待っててね〜」


琉生がリビングから出ていく。