男装して逃げた先は、生徒会の王子寮でした。


目の前の大きな扉。

寮ということを忘れそうなほど、大きくて立派な扉だった。


コン、コンと先生がノックをした。


ギィ……と扉が開いた。


中から現れたのは、制服のスラックスにゆるっとしたピンク色のパーカーを着た男子生徒。

ふわっとした感じの淡いミルクティー色の髪に、タレ目気味な明るい茶色の目。


「え、先生?なに〜?」


先生が低い声で言う。

担「琉生か。新入生を連れてきた。今日からここで生活する」