「俺の彼女になってください。」


「ヤ・ダ」


腕組み仁王立ちするわたしはもう過去の私じゃない。

片方の手を握りしめてきて、

「お願い。ダメかな?」


なんて上目遣いでおねだりしてくる様は子犬のようだ。


彼がNo.2なのが窺える。


「サムネも動画も消すようにクラスの連中には言っとくからさ?もう付き合っちゃわない?」


こ…こいつ…と横並びでデートする様を一回脳内で読み込んだ。何回もぐるぐるして接続中になっている。



「ほんの少しの間でいいからさ?本カノ。なってみない?」