王子様は好きって伝えたい


私からカップル終了宣言したのに、朝の昇降口にはいるし、昼休みにはちゃんと1人で教室まで来るし、帰りの昇降口にもいる。

1種のストーカーではないかと思う。


「架乃ちゃんおはよ」


私は無視して通り過ぎる。


「架乃ちゃん、今日はラーメンだよ!」


目の前をスルーして通り過ぎる。

どんなに逃げても隣の席に座って話しかけてくるのも、ガン無視で麺を啜る。


「帰ろ!」


私の横について、ニコニコとしてくる。

そんなのが3日4日続いた。

仮カップル期間は、意地でもそうしたいようだ。


そんな期間が終わって、もう終わりだと思っていた。

帰ろうとしていると、ダッシュで教室にやってきた目黒先輩がいる。


「話がある」


目黒先輩のいる方とは逆のドアから出ようとしたけど、しっかり通せんぼされる。

そして手首を掴まれる。

私は拒絶した。


「やめてください。仮カップル期間も終わって、合わないって分かったじゃないですか」

「だとしても、話したい」


無理矢理引っ張って、校舎裏に連れられた。