「レオくん、わたしのこと、やじゃない…?」
「…え?ちょっと待って、何を勘違いしてるの?」
え?だってレオくん、すごく驚いてて…嫌だったでしょ…?
わたしなんかが軽率に触っちゃって…
こんなの、アイドル失格だ。
「僕がユキを嫌になるはずなんてないから」
真面目な顔でそう言われ、レオくんはチェキスタさんに「ソロで」と告げる。
レオくんが、よく分からないよっ……
わたしは流れ作業のように、貼り付けただけのような笑みでチェキにうつった。
「で、でもわたし…軽率に…」
「ユキ。」
レオくんは、再び真面目な顔でわたしの名前を呼んだ。
前髪で隠れていてよく見えないけど、レオくんはじいっとわたしを見つめてくれているのが分かる。
「僕はユキと初めて出逢った時、それはもう言葉に表せないくらい…運命を感じたんだよ。」
レオくんは、迷うことなく言葉を続けた。
「ユキは昔から本当に優しくてかわいくて…なのに自己肯定感も低いし、どんな時でも1番に自分を責め込んでしまうでしょう?」
