ギャップ萌え幼なじみは私を独占したい

そしてそれからの竜は束縛がすごかった。

私が男子と話しているとその男子にケンカを売るのは当たり前、さらには友達と話していると殺気をまとった竜がこちらをじっと見ているのだ。


だが、こんな生活も今日でおしまい。

あの日、竜と付き合うのは一週間と決めたのだ。


放課後、晴れ晴れとした気持ちで帰り支度をしていると、教室にずかずかと竜が入ってきた。


「日向。俺は…初めて会ったときから日向が好きだったんだ⋯っ。だから、俺と―」


まっすぐと私を見据えた竜。


「―付き合ってください」


竜⋯。


「竜、私ね、気づいたんだ。本当は私も…⋯竜のことが好きだったよ⋯っ。」


⋯これは、さっき気づいた。竜と別れるのが、すっごく辛かったってこと。



「竜⋯⋯大好き」

「日向…っ」


私と竜はぎゅっとハグをした。



「きゃあーーーーーーっ!!」


ー周りからは女子たちの大絶叫。

そういえば周りにクラスメイトもいたんだっけ。


すると竜はくるりとクラスメイトの方を見て言った。


「⋯今言った通り、澄野日向は俺の結婚相手なので、手ぇ出すなよ」


え!?


「ちょ、ちょっと竜!結婚とは言ってない…」

私が文句を言うと、竜は勝ち誇ったように笑った。


「俺が決めた。日向に拒否権は無いからな」

えぇ〜!?

全くもう⋯強引なところは昔から変わらないんだから…。

「じゃあわたしのことを一生大事にして。決定事項だから竜に拒否権はないよ」

ふふふっと私は笑う。


「当たり前だ。好きだ⋯日向」


「いやああああ!!」

そして女子たちの大絶叫。


こんな日々も⋯いいのかもしれない。