族狩り

そして今日は転校1日目なのだ。



別に緊張なんてしない。



周りに好かれようとも思ってないし。



「成瀬さん、入ってきて」



そんな気持ちで教室に入った。みんなが私に注目してくる。



「自己紹介してくれる?」



「成瀬泉」



「…それだけ?」



「はい」



「…そう。じゃあ成瀬さんの席はあそこよ。」



先生は窓側の一番後ろの席を指差して言った。



私は自分の席に真っ直ぐ向かった。



私の周りの席はほとんど空席だ。



私からするとそっちの方がありがたい。



人と関わりたくないから。