雛祭りの運命






あ、そうだ。
あのバーチャルゲーム。

「これやらない?」

「あー、Vaporね。いいよ。今日ちょうど持ってきたから!」

「りょーかーい。私の世界はいらない?姫野タウン再現っていう。」

姫野タウンをベースに作った世界だから私が一から考えた世界じゃないんだけどね…。

「え、その世界知ってる!春が作ったの…⁉すげぇ。入る。」

「ちなみにさっきそこ行こうとしてたから。」

「ん?」

お兄ちゃんはよくわかっていないみたい。
姫野タウンは実在したんだよ…。
お兄ちゃんはもう入る準備をしている。
さ、私も準備しようかな。

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「やっぱり綺麗だよなー。これ本当に春が一人で作ったのか?」

「うん。暇だったからね…。」

祭りの日まで暇だったから徹夜してでも作ったんだよ…。
私すごいでしょ。
ははは。

「ん?誰かライブしてね?」

ライブ…?

「ちょっと私見に行ってくる。」

「ちょ、俺も行く!」

一体だれがライブをしているんだろう。
私が作った世界で…。
平阿、お兄ちゃんはここにいるし…。

「みんなーっ!今日は来てくれてありがとうっ。ヒメキリだよ~‼」

ヒメキリ…。
もしかして、きり⁉
あの、雛姫きり⁉
でも一緒にゲームしたときと同じ格好だし…。
本物かなぁ。