それでも、諦めなかった。

ついこないだ、テレビで異性との友情についてリポートする番組があった。

(いやー、俺は男女の友情派ないと思いますね〜)男性A
(男女が仲良くするのはお互い下心があるからっしょ)女性C

…私は、光たちと対等な関係なの?
たまに感じる、性別の壁。
私の気にしすぎなのか。いや、私が男の子だったら。
そうだよ、私が男の子だったら…。
いつも、男の子みたいって美月ちゃんと梨華ちゃんからいじられてた。私なら、いける。今より少し男の子っぽくなればいい。ただ、それだけ。

そんな考えが私のなかで膨れ上がった。

何故、そんなこと思っていたか。
それは、いじめのせいで考え方が変わっていた。
この時には、もう、明るく天真爛漫な春は消えていた。

それから、2週間悩み続けた。
「…。じゃあ、みんなに心は男の子だって嘘言えば光たちと、他の部員の仲いい男子と一緒にいられるよね?」
明日は部活が最後の日でミーティングの日。
よし、言おう。これから先、嫌われないために。

けれど、それは、甘い考えで、更に、地獄へと続く一歩になってしまった。