真夜中の秘密は誘惑のあとで

蓮生より先に帰り私は生チョコを作っていた。

「できた!」
「何が?」
「蓮生!…おかえり」
「ただいま」



「あ!チョコだ、俺に?」


「そうだよ…今お皿に…」



これも落とすためだ。



すると不意に蓮生は私の指ごとチョコを食べた。
指を舐められた。



「おいしい…ありがと」



真っ赤になって口が塞がらない。


「びっくりするでしょ!」



「何が?」



無自覚なの?狙ったの?




「かわいい…」




チョコレート味のキスが落ちてきた。




「蓮生…待って…なんでキスばっかりするの?」



もう蓮生は私に気があるの?




「キスしたいだけ」




やっぱり蓮生はこういう人だった。




私ばっかり意識してしまう…。