紗月は頭を軽く振って思考停止させる。素早く衣服を身に着け、同じくソファーの上に置いてあったバッグからスマートフォンを取り出し時刻を確認する。
(まだ八時か。でも、こんなにちゃんと寝れたの久しぶりかも)
最近は寝つきが悪いうえに必ず何度か目覚めてしまうのだが、昨夜は深く眠れた。おかげで昨日飲酒したにも関わらず頭はすっきりしている。
紗月はそのまま受信の通知がついていたメッセージアプリを立ち上げる。そこには麻由から昨夜のやりとりの続きが入っていた。昨日はあの後色々あってメッセージをチェックする余裕が無かった。
《島君がOGセラミックの御曹司って噂あったじゃない? あれ本当だったみたい。今は大須賀っていう苗字なんだって》
何気なく文字を追った紗月の息が止まる。
(大須賀……?)
心臓がザワリと嫌な音を立てた。思考がある方向に向かった紗月は数秒固まってから、〝OGセラミック〟を検索にかけ、公式ホームページを確認する。企業情報のページには代表取締役社長として〝大須賀勝一〟という名前が掲載されていた。
麻由からのメッセージはこうも書かれていた。
(まだ八時か。でも、こんなにちゃんと寝れたの久しぶりかも)
最近は寝つきが悪いうえに必ず何度か目覚めてしまうのだが、昨夜は深く眠れた。おかげで昨日飲酒したにも関わらず頭はすっきりしている。
紗月はそのまま受信の通知がついていたメッセージアプリを立ち上げる。そこには麻由から昨夜のやりとりの続きが入っていた。昨日はあの後色々あってメッセージをチェックする余裕が無かった。
《島君がOGセラミックの御曹司って噂あったじゃない? あれ本当だったみたい。今は大須賀っていう苗字なんだって》
何気なく文字を追った紗月の息が止まる。
(大須賀……?)
心臓がザワリと嫌な音を立てた。思考がある方向に向かった紗月は数秒固まってから、〝OGセラミック〟を検索にかけ、公式ホームページを確認する。企業情報のページには代表取締役社長として〝大須賀勝一〟という名前が掲載されていた。
麻由からのメッセージはこうも書かれていた。



