「そっ……、そんな……っ!」
向坂くんの顔から、みるみる血の気が引いていく。
「僕のゲーム機、入手困難で話題の最新機種なんです! やっとのことで抽選に当たって、数年分のおこづかいとお年玉をはたいて、手に入れた宝物で……」
「その苦労話を生徒会室でするつもりか? 無駄だ」
大槻くんが首を横に振った。
「どんな事情があったとしても、生徒会の連中には通じない。特に、生徒会長の院瀬海天にはな」
「そ、そうなんですか……?」
「ああ。おれと院瀬海は同じクラスだから、嫌ってほど思い知らされてるんだけど……あいつ、石みたいに頑固で、1ミリも考えを変えないんだよ」
心底うんざりしたように目を伏せて、大槻くんは続けた。
向坂くんの顔から、みるみる血の気が引いていく。
「僕のゲーム機、入手困難で話題の最新機種なんです! やっとのことで抽選に当たって、数年分のおこづかいとお年玉をはたいて、手に入れた宝物で……」
「その苦労話を生徒会室でするつもりか? 無駄だ」
大槻くんが首を横に振った。
「どんな事情があったとしても、生徒会の連中には通じない。特に、生徒会長の院瀬海天にはな」
「そ、そうなんですか……?」
「ああ。おれと院瀬海は同じクラスだから、嫌ってほど思い知らされてるんだけど……あいつ、石みたいに頑固で、1ミリも考えを変えないんだよ」
心底うんざりしたように目を伏せて、大槻くんは続けた。



