海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みも必ず解決してみせますっ!~

「ぼ、ぼく……。先週この学園に転校してきたばっかりだから、全然知らなくて……」

「だったら今は見逃されているのかもしれないな。でも、早いとこどこかの部活に入らないと、大変なことになるぞ」

「えっ? たとえば?」

 食い気味に聞き返したぼくに、大槻くんは淡々と教えてくれた。

「部活への加入を拒んだ生徒は、罰として毎日、朝と夕方に学園中の草むしりをさせられるんだ」

「ええっ⁉」

「それが終わったら、手書きで校則の書き写し十回。当然スマホは没収だし、休日は外出禁止……。嫌だろ?」

 嫌だなんてレベルじゃない!

 そんなの学園生活じゃなくて、地獄の囚人生活だよ!

「入ります! なんでも解決部に入りますっ!」

「決まりだな」

 必死でペコペコ頭を下げるぼくに、綺良くんがフッと口角を上げたそのときだった。