海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~

「待てよ」

 ふいに聞こえた低い声が、この部屋から出て行こうとしたぼくを呼び止めた。

 低くて、眠たげで……どこか不機嫌そうにも聞こえて、心臓がドキッとする。

 もしかして、さっきのぼくが言ったことって、そんなにひどかったかな……?
 
 そう思うと、今すぐここから逃げたくなった。

 けれど、さっきの声をなんとなく無視しちゃいけないような気がして、おそるおそる後ろを振り向く。

 すると、部屋の隅にあるソファから、誰かがのっそりと起き上がった。

 夜空のような、深い藍色のサラサラヘアに、おしゃれなメガネ。

 クールで近づきにくい雰囲気があるけど、息を飲むほど整った顔立ちの男の子だ。