海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~

「というわけで、部長である俺からの命令だ。お前には正式に、『なんでも解決部』に入部してもらう」

 綺良くんが、ぼくの肩をポンポンと叩いた。

「ええっ⁉ ぼく、まだ一言も『入る』なんて言ってないんだけど⁉」

「でも、これに名前を書いただろ? ――それも、黒の油性ボールペンで」

 綺良くんは申請書をひらひらさせて、不敵に笑った。

 数合わせのためだか何だか知らないけど、『悩みを解決したい』というぼくの心につけ込んで、誘導したなんて……、こんなの、間違ってるよ!

「悪いけど、こんな人をだますようなやり方をする部活になんか、ぼくは絶対に入らない。だから、この話はなかったことにしてよね!」

綺良くんたちにぴしゃりと言い放って、勢いよく背を向けた直後。