海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みでも必ず解決してみせますっ!~

「ちょっと見せて」

 ぼくは急いで立ち上がると、綺良くんの隣へ移動した。

 すかさず、彼の手元にあるプリントを横からのぞき込む。

「【新規部活動申請書】……?」

「あーあ、見られちゃったか」

 いや、開き直るなよ!

「ねえこれ、どういうこと? ぼくの悩み、聞いてくれるんじゃなかったの⁉ ていうか、何のために名前を書かせたの⁉」

「この部を正式な部活にするためだよ」

 綺良くんは悪びれることなく、さらっと答えた。

「あのね、のーくん。この学園で新しい部活を作るには、最低でも5人は必要なんだ」

 春日井くんが、手をパーにして、ぼくの目の前に突き出してきた。

「しかも、このなんでも解決部は、今日中に5人集まらないといけないんだ。もし、きみが入ってくれなかったら、部を作る話がなかったことにされちゃうの」

 ――それじゃあ、綺良くんと春日井くんが、壁に大量のポスターを貼ってたのって……、部員集めのための、最後の悪あがきだったってこと⁉