海咲学園なんでも解決部! ~ぼくたちが、どんな悩みも必ず解決してみせますっ!~

 ――バタン!

 そんなぼくの淡い期待をぶち壊すかのように、春日井くんがいきなりドアを閉めた。

「……え、ちょ、ちょっと待って。急にどうしたの?」

 戸惑うぼくにかまうことなく、彼の手が迷いなくドアのカギをかける。

 ガチャン! と冷たい金属音が部屋の中に響いたそのあと。

「決まってんじゃん。迷える子羊ちゃんを逃がさないためだよ」

 にっこり笑った春日井くんの返事に、ぼくは顔からすーっと血の気が引いていくのを感じた。

 どうやらぼく、葉山望は、『1番目の迷える子羊ちゃん』として『歓迎』されたわけじゃなくて――自分から逃げ場のない檻に飛び込んだ、『哀れな子羊ちゃん』として『捕獲』されちゃったみたい……。