孤独な少女はハイスペ総長様達に溺愛されてます

凜と会ったときだって私はマスクを着けていた。

ずっと。

小学生の時から、外出するときはずっと。

絶対。

忘れることなく。

私は右の髪を耳にかけようとして手を引っ込め、左の髪を耳にかけた。

「あーマスク駄目なら一個聞くけどさ」

七条は懲りない様子でまた質問しようと口を開く。

「右耳、なんで髪で隠してんの?」

・・・・・・。

右耳。

私は右耳を髪の上から触った。

髪の隙間から少しひんやりする金属の感触。

左耳は普通に髪を耳にかけてるから見えてるんだけど。

私の右耳にはピアスが結構ついてる。

8個ついてるから隠してる。

高校の校則的には大丈夫なんだけど。

「言えない・・・・・・」

言ったら駄目。