先輩の卒業♡

「わ、私ですか?」
口がパクパクしてしまう。




「ごめん……困らせて」
真顔でそう言い、先輩は帰ろうと背を向けた。

困ってなんかいない!!

めっちゃ嬉しいっ!!

言わなきゃ…ちゃんと気持ち。

「待ってください」
私は大きく息を吸い込んだ。

「先輩のこと好きです」



「え?
ほんとに?
全然脈なしだと思ってたから、ビックリなんだけど」
先輩は照れた様子だ。

「良かった〜諦めなくちゃって思ってたから」
先輩は満面の笑みを浮かべてる。

「これからも、ずっと好きでいてもいいんだ…」
先輩がそうつぶやく。

私も嬉しくてたまらない!自信はないけど。
好きでいてもらえるように、頑張るしかない。

先輩は私にゆっくりと、ボタンを渡してきた。
先輩の気持ちが伝わってくる。


「写真撮ろうよ」
先輩が笑顔で言った。


先輩と私の髪を優しい風が揺らした。




ーEND