* * *
事務所へ戻ると、部長とチーフが打ち合わせ中だった。
「あ、雪先輩だ。おかえりなさい。あー、もしかしてその箱!ケーキですか、どうしたんです?」
「氷室商事から駅へ向かう途中に素敵なケーキ屋さんがあってね。頑張ったから買っちゃった」
私の手から箱をとり上げた成美ちゃんが、中を開けて歓声をあげた。
「うるさいぞ、林。佐山さんお疲れ様でした。取材はどうでしたか?」
海江田が聞いてきた。今日が氷室商事の日と知っていたからだ。
「あ、うん。うまくいったと思う」
「先に好きなのをもらってもいいですか?」
成美ちゃんが振り向いて言った。
「いいわよ」
「わーい」
部長がチーフの部屋を出てきた。
「佐山、氷室副社長が先ほどメールをくれた。お前のことを褒めていたぞ」
「本当ですか?」
「ああ。俺も安心した……早めに編集して原稿を出してくれ」
「わかりました」
「独り立ちできそうだな」
「ご期待に沿えるよう頑張ります」
部長はうなずいて去って行った。
席に戻って携帯を見ると、さっそく真司から連絡が来ていた。
事務所へ戻ると、部長とチーフが打ち合わせ中だった。
「あ、雪先輩だ。おかえりなさい。あー、もしかしてその箱!ケーキですか、どうしたんです?」
「氷室商事から駅へ向かう途中に素敵なケーキ屋さんがあってね。頑張ったから買っちゃった」
私の手から箱をとり上げた成美ちゃんが、中を開けて歓声をあげた。
「うるさいぞ、林。佐山さんお疲れ様でした。取材はどうでしたか?」
海江田が聞いてきた。今日が氷室商事の日と知っていたからだ。
「あ、うん。うまくいったと思う」
「先に好きなのをもらってもいいですか?」
成美ちゃんが振り向いて言った。
「いいわよ」
「わーい」
部長がチーフの部屋を出てきた。
「佐山、氷室副社長が先ほどメールをくれた。お前のことを褒めていたぞ」
「本当ですか?」
「ああ。俺も安心した……早めに編集して原稿を出してくれ」
「わかりました」
「独り立ちできそうだな」
「ご期待に沿えるよう頑張ります」
部長はうなずいて去って行った。
席に戻って携帯を見ると、さっそく真司から連絡が来ていた。



